詩篇18:1〜31
詩篇18:1〜31
18:1 【指揮者によって。主の僕の詩。ダビデの詩。主がダビデをすべての敵の手、また、サウルの手から救い出されたとき、彼はこの歌の言葉を主に述べた。】 18:2 主よ、わたしの力よ、わたしはあなたを慕う。 18:3 主はわたしの岩、砦、逃れ場/わたしの神、大岩、避けどころ/わたしの盾、救いの角、砦の塔。 18:4 ほむべき方、主をわたしは呼び求め/敵から救われる。 18:5 死の縄がからみつき/奈落の激流がわたしをおののかせ 18:6 陰府の縄がめぐり/死の網が仕掛けられている。 18:7 苦難の中から主を呼び求め/わたしの神に向かって叫ぶと/その声は神殿に響き/叫びは御前に至り、御耳に届く。
18:8 主の怒りは燃え上がり、地は揺れ動く。山々の基は震え、揺らぐ。
18:9 御怒りに煙は噴き上がり/御口の火は焼き尽くし、炎となって燃えさかる。 18:10 主は天を傾けて降り/密雲を足もとに従え 18:11 ケルブを駆って飛び/風の翼に乗って行かれる。 18:12 周りに闇を置いて隠れがとし/暗い雨雲、立ちこめる霧を幕屋とされる。 18:13 御前にひらめく光に雲は従い/雹と火の雨が続く。 18:14 主は天から雷鳴をとどろかせ/いと高き神は御声をあげられ/雹と火の雨が続く。 18:15 主の矢は飛び交い/稲妻は散乱する。 18:16 主よ、あなたの叱咤に海の底は姿を現し/あなたの怒りの息に世界はその基を示す。 18:17 主は高い天から御手を遣わしてわたしをとらえ/大水の中から引き上げてくださる。 18:18 敵は力があり/わたしを憎む者は勝ち誇っているが/なお、主はわたしを救い出される。18:19 彼らが攻め寄せる災いの日/主はわたしの支えとなり 18:20 わたしを広い所に導き出し、助けとなり/喜び迎えてくださる。 18:21 主はわたしの正しさに報いてくださる。わたしの手の清さに応じて返してくださる。 18:22 わたしは主の道を守り/わたしの神に背かない。 18:23 わたしは主の裁きをすべて前に置き/主の掟を遠ざけない。 18:24 わたしは主に対して無垢であろうとし/罪から身を守る。 18:25 主はわたしの正しさに応じて返してくださる。御目に対してわたしの手は清い。 18:26 あなたの慈しみに生きる人に/あなたは慈しみを示し/無垢な人には無垢に 18:27 清い人には清くふるまい/心の曲がった者には背を向けられる。 18:28 あなたは貧しい民を救い上げ/高ぶる目を引き下ろされる。 18:29 主よ、あなたはわたしの灯を輝かし/神よ、あなたはわたしの闇を照らしてくださる。 18:30 あなたによって、わたしは敵軍を追い散らし/わたしの神によって、城壁を越える。 18:31 神の道は完全/主の仰せは火で練り清められている。すべて御もとに身を寄せる人に/主は盾となってくださる。
ルカによる福音書6:27-36
ルカによる福音書6:27-36
6:27 「しかし、わたしの言葉を聞いているあなたがたに言っておく。敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい。 6:28 悪口を言う者に祝福を祈り、あなたがたを侮辱する者のために祈りなさい。 6:29 あなたの頬を打つ者には、もう一方の頬をも向けなさい。上着を奪い取る者には、下着をも拒んではならない。 6:30 求める者には、だれにでも与えなさい。あなたの持ち物を奪う者から取り返そうとしてはならない。 6:31 人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。 6:32 自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな恵みがあろうか。罪人でも、愛してくれる人を愛している。
6:33 また、自分によくしてくれる人に善いことをしたところで、どんな恵みがあろうか。罪人でも同じことをしている。 6:34 返してもらうことを当てにして貸したところで、どんな恵みがあろうか。罪人さえ、同じものを返してもらおうとして、罪人に貸すのである。 6:35 しかし、あなたがたは敵を愛しなさい。人に善いことをし、何も当てにしないで貸しなさい。そうすれば、たくさんの報いがあり、いと高き方の子となる。いと高き方は、恩を知らない者にも悪人にも、情け深いからである。 6:36 あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。」
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